北海道と関東、それぞれの夏_DAY33

夏の上野動物園

自宅待機33日目。

今日は暑くもなく、寒くもなく、ちょうど過ごしやすい一日だった。でもあとひと月もすればまた汗だくの日々がはじまるのかと思うと、ちょっとうんざりする。

私が育った函館は海に面しているせいか、北海道にしては冬に雪が比較的少なく、夏も本州のようなうだる暑さになることもほとんどない、気候的に過ごしやすい街だ。

子どもの頃、夏に30度を超えた日は数えるほどしかなく、「夏バテ」がどういうものかまったく理解できなかった。なので、関東に出てきて夏場は本当に苦労した。

貧乏学生だったので当然のように部屋にはクーラーがなく、毎日毎日大汗をかきながら生活したものだ。暑くて何もできない状態というのをはじめて知った。

今住んでいる部屋はクーラーがあるが、その時のなごりかなんだかもったいなくて使えず、夏になるといまだに大汗の日々になる。ごくたまに「今日は本気でやばいかも!」という猛暑日だけ使うことにしている。

ちなみに函館で暮らしていた時も、冬は自分の部屋の暖房をあまりつけない子どもだった。それで一体どうしていたかというと、毛布を体に巻きつけて寒さをしのいでいたのだ。それを見た母はあきれていた。

クーラーが嫌いだからと使わないで熱中症になった高齢者が、そのまま自宅で亡くなってしまうニュースが毎夏流れるが、私もちょっとやばいかもなぁとそのたびに思う。

会社で働いていれば一日の大半を空調の効いた職場で過ごすので、暑さに耐えるのは会社に行っていない時だけにはなる。でも、もし今後ずっと家にいるような状況になれば、職場の空調による恩恵も受けられなくなるわけだ。

子どもの頃は夏が一番好きな季節だったけれど、関東で暮らすようになってからは冬が一番好きな季節になった。

冬の寒さは厚着をすればどうにかなるけれど、夏の暑さは何をやってもどうしようもない。風鈴で涼を感じたり、怪談で背筋を凍らせたところで、暑いものは暑い。冷たいものを食べれば即効性はあるけれど、あまり食べると今度はお腹を壊す。

ああ、夏がくる。やだなぁ…。

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