自分で自分を育て直す_DAY12

築地市場

出社再開12日目。本日は出社デー。

一昨日、今の会社の契約を更新するかどうか迷っていると書いたけれど、結局更新することにした。

最後の最後まで迷ったのだが、とにかくやりたくない仕事があることだけは伝えようと、正直に話した。それでちょっと気が楽になり、あと1年、働いてみることにした。

要望がそのまま聞き入れられるかどうかはわからないが、自分のことをちゃんと自分で守れたと思えて、心が軽くなった。

私は子どもの頃から自分のやりたいことや希望を他人にちゃんと伝えられず、親が言ってくれるのを待っているような子どもだった。

大人になってもその傾向は続き、会社の人に自分が思っていることや要望を伝えることができなかった。そもそも、会社に自分の要望を伝えていいと思ったこともなかった。

そして、本当はやりたくない仕事をずっと我慢してやり続けた。仕事というのは、つらくて嫌なことを耐えることだと思っていたから、それを現実化していたということでもある。

でもそのせいでなかなか仕事が長続きせず、転職を繰り返していた。

通るかどうかは別にして、自分の希望を会社に伝えてもいいと知ったのは、実はほんの数年前の話だ。

当時、産業カウンセラー資格を取ったばかりで、とある勉強会に参加していた。

あるとき講師の先生が、「会社に自分の要望を伝えることはないの?」ということを私に質問した。

そんなことは考えたこともなかったので、逆に先生の言葉を聞いて「自分の要望を会社に伝えてもいいんだ」と、驚いた。

それ以来、「嫌われてもいい」「クビになってもいい」という気持ちで、自分の考えていることを会社側に伝えるようになった。もちろん、なるべくネガティブにならないように、伝え方には気を遣ったけれど。

子どもの頃、親に対して自分の気持ちを伝えるのが苦手だった。あれして、これして、あれ買って、これ買って。本当に幼い頃はわからないが、物心ついてからは自分の気持ちをちゃんと伝えた覚えがあまりない。

「あんたはいつも事後報告だから」と、思春期以降はよく言われた。そうしていたのは、事前に伝えて反対されるのが嫌だからだとずっと思っていたけれど、単純に自分の希望や要望をうまく伝えることができなかったのだ。その証拠に、大人になってもできなかった。

自分の気持ちや要望を素直に伝えると、嫌われる、ひどいことをされる、どうせ聞いてもらえない、バカにされるなど、なぜかネガティブなイメージしか浮かばなかった。

でも、他の人にどう思われようと、自分が感じていることはちゃんと言おう。ようやくそう思えるようになった。これは、もっと自分を大事にしますという、自分へのメッセージになっているようにも思う。

自分の気持ちをちゃんと言わないとだめなことに今さら気がついても遅いかもしれない。でも、遅くても気が付けて良かったと思う。

大人のいいところは、自分を育て直せることだ。

私が私の親になり、自分のことを育てていく。それが私の後半生のテーマになるのかな、と思っている。

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