迷う_DAY10

窓辺の猫

出社再開10日目。本日は出社デー。

私は今、1年更新、3年契約の契約社員として、とある会社で働いている。

2年前の7月末に入社したので、そろそろ最後の更新時期が近付いている。

もしコロナによる自宅待機がなければ、契約更新に迷うことはなかったかもしれないのだが、自宅待機を経た今、更新するかどうかものすごく迷っている。

先方から「今回は更新しません」と言われる可能性もゼロではないし、それならそれで別に構わないとも思っている。むしろ迷う必要もなくなるから、かえって楽かもしれない。

なぜ契約更新を迷っているかというと、このまま東京で働き続けていいのだろうか?という気持ちが湧いているからだ。

今はまだ東京も人が少ないし、会社も出社してくる人が少ないので、穏やかな日々を送っていられる。でも、いつかまた元の状態に戻る。そうなったとき、「なんであの時東京に残ってしまったんだろう?」と後悔しそうな気がしているのだ。

自宅待機でずっと家にいる生活をしてみて、私には「東京」を必要とする気持ちがあまり浮かばなかった。このままずっと静かな生活を送りたいと思っただけだった。それなら別に、東京にいなくてもいいんじゃないか?そう思ったのだ。

実家に戻ろうかと、ここ数年で何度か考えたこともある。でもそのたびに、「帰っても仕事はない」とか、「何もない田舎に戻って何をするんだ」とか、そんなネガティブな言葉ばかりが浮かんでしまい、実行に移したことはなかった。

私が19歳か20歳くらいの時、一度上京したものの、実家へ出戻った経験があった。今、実家へ戻ることを躊躇するのは、このことも影響している。一度出戻った私は、23歳で関東の大学へ進学し、結局東京へと戻ってしまった。

だから、今実家に帰ったとしても、また東京へ戻りたくなるかもしれない。それが怖いのだ。

何より、実家に戻って親に頼ろうとしている自分が嫌だ。大学を出てからは、自分の生活は自分で賄い、誰も頼らずに生きてきた。それが私のよりどころでもあった。実家に戻ってしまうと、そういった自立からはかなり遠のいてしまう。その一方で、実家に戻ったらこういうことができる、ああいうことができる、とあれこれ考える自分もいる。

といって、そこまで実家にこだわりがあるわけでもない。今日YouTubeで、西伊豆の古民家にひとり暮らしをしている人の動画を見たのだけど、もしその家のような畑のある一軒家に暮らせるのなら、別に実家に戻らなくてもいいかなとも思ってしまう。

たぶん、今私が一番したいことは、「ちゃんと暮らすこと」なのだと思う。自宅待機中にちょっとこれに近い生活をして、その思いが強まったのだと思う。

仕事も自宅でできればなおのことよい。だからこそ、このまま今の仕事を続けていいのか迷うのだ。

大いに迷おうと思う。この迷いは、これまでの迷いとはちょっと質が違って、今後の生活をかなり左右する大事なものになる気がするのだ。

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