アヒルは白鳥を目指さなくていい_DAY24

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出社再開24日目。本日は出社デー。

会社に行ってみたら、私の部署は私を含め2人だけ出社だったので、1日中とてものびのびした気分ですごした。

私は内向型なので、人が少ない職場は本当にありがたい。仕事に集中しやすいし、疲れにくい。人がたくさんいると、情報量が多すぎてそれだけで疲れてしまう。

それに人がたくさんいると職場の音も多くなるので、より疲れる。人の話声や足音、コピー機の作動音、パソコンのキーボードを打つ音など、いろんな音が充満した中で1日過ごすと、結構ダメージがある。

以前、FAXが置いてある机の向かいの席に座っていたことがある。

FAXの受信音はそれほどたくさん鳴らなかったので気にならなかったが、時々他の部署の人がそのFAXで延々と何かを送信し続けることがあった。

送信先のダイヤルを押す「ピッ、ピッ、ピッ」という電子音がずっと鳴っている状況がきつく、その人が作業をはじめると私はどこかへ避難するようになった。

イライラしているのとも違う。頭の中がFAXの電子音で占められ、他のことが考えられなくなる、と言った方が近いかもしれない。

でも、「FAXの音がつらいから席を変えて欲しい」とも言えず、数カ月の間、FAX作業がはじまるたびどこかへ避難して耐えていたものだ。

こういうのは内向型というより、もっと別の理由かもしれないが、とにかく私はFAXの音から逃げるたび、神経過敏すぎるのかなといつも自信を無くしていた。FAXの音くらい我慢しろとか、たかがFAXの音でおおげさなとか、心の声にも言われているような気がしてしまう。

でも、どんなことをつらいと感じるかは人それぞれだし、他の人がたとえ平気だとしても私はつらいのだから逃げたって別にいいのだ。

 

内向型をはじめ、自分の性質は生きていく上で不利なことが多いと感じていた時期もあった。でも自分の性質を受け入れ、理解して生きていくほうが、ずっと有益である。

アヒルは白鳥を目指さなくてもいいのだ。アヒルはアヒルのまま、それを認めて生きていくことが、最大の幸せを生む。

生まれ持った性質を大切にし、それを活かした生き方をしていくこと。より豊かな人生を送るには一番大事なことかもしれない。

今はそんなことも思えるようになったが、20代、30代のころはご多分に漏れず背伸びをしがちだった。白鳥になろうと無駄なあがきをしていた。

でも、この時期にいろんな失敗をしているからこそ、今があるような気もする。人生においてはいろんな無駄足を踏むのも必要なことだ。

人がその人本来の生き方をしていくようになるのは、40代以降だというのを何かで読んだことがある。必死に別の何者かを追いかけていた20代、30代とは違って、今は等身大の自分で無理をせず生きていこうとしている感覚はある。

アヒルがアヒルであることを受け入れたとき、私は一体どんな生き方をしているのか。とても楽しみにしている自分がいる。

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