「運命を拓く」(中村天風)_DAY8

花を目指すナナホシテントウのフリー素材 https://www.pakutaso.com/20200500134post-27022.html
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出社再開8日目。本日は出社デー。

今、中村天風の「運命を拓く」という本を読んでいる。

数年前に中村天風の名前を目にしたときは、どこかの宗教の教祖か何かだろうか?と思って手が出なかった。

つい最近、再び名前を目にしたときは、「読んでみようかな」とすぐに電子書籍を購入していた。コロナ自粛をきっかけに、機が熟したということなのかもしれない。

実際読んでみると、やっぱり宗教か?と多少のアレルギー反応が出なくもない。でも読んでいるうちに、人間としてこの世を生きる上ですっかり忘れていたことを、改めて思い出させてくれる。

それは、「生きているだけですでに十分幸せなのだ」ということだ。

命があるだけですでに十分幸せであるにもかかわらず、まだ足りない、まだ欲しいと感じることでいろんな苦しみがはじまる。

生きていれば病気にもなるし、不運に見舞われることもある。しかし、いつまでもそれらを握りしめ、手放さないことも同じく苦しみの原因になる。

そういったことをこの本は教えてくれるのである。

また、この本には造物主とか、宇宙とか、人間の存在を超えた大きなものを表す言葉がよく出てくる。

人間とはそもそも、そういった大きな存在によって生かされているのだ、と思い出させてもらったように思う。

自分で自分の人生を生きているんだと考えるのではなく、何者かによって生かされていることを感じながら生きていれば、生き方も振る舞いも違ったものになっていくだろう。

こんなことを考えていると、私もずいぶんと謙虚さを忘れ、驕り高ぶった生き方をしてきたのかもしれない。

自宅待機を経て生活を変えていこうと思っていたけれど、表面的な変化だけでなく、心の持ちようそのものを変えていく必要があるのだろうと感じる。

地球にとって、あるいは宇宙にとって、人間はいてもいなくてもどうということはない存在である。ある日突然人類が滅亡したところで、地球も宇宙も何も困らない。

だからこそ、与えられた命をめいっぱい使って、より人類に貢献するような生き方をしていくほうがいいのではないか。この本を読んでいて、そんなことを考えた。

大きな力によって生かされているという考え方が、私はけっこう好きである。なぜ人間は生きているのか、というひとつの答えにもなるからだ。

こういう考えても答えの出ない問いを考えるのに、今の世界の在り方は、とても向いている気がする。

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