東京に雪が降る。

外出自粛2日目、3月29日、日曜日である。前日と一転、真冬の寒さだ。

前日の天気予報は雪。本当かなと思っていたけれど、昼頃には家の周りでも雪が降った。大粒の雪がボタボタ降っていて、積もるかと思っていたらわりとすぐ止んでほっとした。東京で3月に雪が降るのは32年ぶりらしい。前日との最高気温差も30度近くあったようだ。

こんな天気では外出自粛でなくとも外に出る気にはならない。猫も寒そうだ。

ところで猫というのは、案外こちらのスケジュールを把握している気がする。休みの日はいつもより起きる時間がちょっとだけ遅いからか、起きてもダラダラしているからか、「あ、今日は家にいる日だな」とわかっているようなのだ。

その証拠に、平日の朝はそんなにまとわりついてこないのに、休みの日の朝は「お腹をなでて」「こっちで一緒に座って」と、ニャーニャー主張が激しい。

何か作業をしているときはちょっと面倒だなぁと思ったりすることもあるけれど、「構って!」と猫からやってきたら、よほどのことがない限りおつきあいすることにしている。

そもそもほとんどの時間、猫たちは私のことなどまるで関心がなさそうに過ごしている。こちらからちょっかいを出しても迷惑そうな顔をする。だけど、猫たちから来るときは本当にべたべたしてくる。いわゆるツンデレである。それがかわいい。

昨年、3匹兄弟のうちの1匹が亡くなった。その子の調子が悪くなったとき「結果はどうあれ、自分が後悔しないような看病をしよう」と心に決めた。

亡くなった日もずっとひざの上に乗せて一緒に過ごし、最後を看取った。悲しかったけれど「あの時もっとこうしてあげたら…」というような後悔は一切なかった。

だから、残された2匹のことも後悔しないよう今まで以上に大事にしようと思った。この子たちもいつ死んでしまうのかはわからないけれど、とにかく今一緒にいられることが一番の幸せだなと思ったのだ。

外出自粛は猫と一緒に過ごす時間が増えて、それはそれでいい事かなと思う。

でも今後もし首都封鎖になったとしたら、こんなのん気なことも言っていられないのかもしれない。YouTubeで実際に外出ができない人達のリポートを見たりするけれど、一番大変なのは精神面かなという感じがする。

できるだけの準備をして、できる限り平常心を保ち、いつも通りの日常を猫とともに送っていこうと思う。

明けない夜はないし、止まない雨はない。

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